「罵倒村」がNetflixで配信されたのは、2025年5月13日。
リリース直後からSNSでは怒涛の勢いで話題となり、Netflix週間TOP10のバラエティ部門で2週連続1位を獲得。
“罵倒”という一見ネガティブな言葉を、ここまでポップに、ここまで刺激的に魅せた番組は他にない。
参加したのは、演技派としても知られる人気芸人たち。
ただの悪口じゃない、感情のぶつけ合いとしての「罵倒」が、視聴者の想像を超える緊張感を生んだ。
SNSには「過去一で腹抱えて笑った」「ギリギリすぎて逆に感動した」という声が並ぶ。
しかし、全6話という短さに「もっと観たい」という声が止まない。
では、あの“狂気と芸の狭間”の世界に、再び帰れる日は来るのか?
この記事では、『罵倒村』Netflix版の反響と、続編制作の可能性について掘り下げていく。
『罵倒村』Netflix版の反響とは
配信直後からランキング1位の快挙
『罵倒村』は、Netflixでの配信開始からわずか数日で、バラエティカテゴリ週間TOP10の1位にランクイン。
その勢いは衰えず、2週連続でトップの座をキープするという快挙を成し遂げた。
プロデュースは元テレビ東京の佐久間宣行氏。
地上波時代から尖った企画を世に送り出してきた彼が、配信という制約のないフィールドで放った本作は、まさに“規格外”。
「笑ってはいけない」でもなく、「ドッキリ」でもない。
“怒ったら即脱落”という緊張感と、「罵倒されることへの耐久」という新ジャンルが、多くの視聴者に新鮮な衝撃を与えた。
なぜ“罵倒”がこれほどウケたのか?
視聴者の間で特に話題となったのは、「罵倒」が単なる悪口では終わっていない点。
そこには“演技”としての凄みがあり、芸人同士の信頼関係が前提にあることで、視聴者は安心して「笑いながら戦慄できる」という稀有な体験ができた。
また、台本と即興の絶妙なバランスも人気の理由のひとつ。
特に、参加芸人たちがそれぞれのキャラを活かして放つ一言一言に、“作られた笑い”ではなく“本気のやりとり”としてのリアリティが感じられた。
「罵倒=不快」と思い込んでいた固定観念を崩すことで、バラエティの可能性がまた一つ広がった瞬間だった。
『罵倒村』の魅力と挑戦的なフォーマット
地上波ではできないギリギリの攻防
『罵倒村』最大の魅力は、その「ギリギリ感」にある。
罵倒という題材自体が、テレビではコンプラ的に避けられがちな領域。
だが、Netflixというプラットフォームを得たことで、作り手は一切の妥協なく“振り切った表現”ができた。
たとえば、地上波ではまず通らないであろう台詞や、実名を用いたネタ、本人の過去や闇をえぐるような内容も、そのまま放送されている。
これが芸人たちの「マジでやり合ってる感」を引き出し、視聴者にとっても“目が離せないスリル”につながっている。
芸人たちのガチ演技が「笑い」と「狂気」を生む
『罵倒村』は、いわば「演技力バトル」でもある。
怒ってはいけない、でも感情を揺さぶられる罵倒が飛び交う中で、いかに自分を保ち、演じきれるか。
その極限状態に置かれた芸人たちは、もはや「笑わせる」だけではない。
ときには「怖さ」すら感じさせる表情や間合いを見せ、視聴者はその迫真の演技に引き込まれていく。
笑いと狂気が紙一重のところで交差する。
まさに“現代のバラエティにおける、演技力の祭典”なのだ。
『罵倒村』続編の可能性は?
公式発表はまだだが、続編制作の“におい”は濃厚
2025年5月末時点で、『罵倒村』の続編についてNetflixや佐久間宣行氏からの公式発表は出ていない。
しかし、配信開始から2週連続でNetflix週間TOP10の1位を獲得したという実績は、もはや続編への“前フリ”といっても過言ではない。
ファンのSNSには「シーズン2お願いします」「続きあるよね?」という声が殺到しており、リアルタイムでこれだけの反響がある作品をNetflixがスルーするとは考えにくい。
さらに、佐久間氏自身もこれまでに『トークサバイバー!』など、複数の続編作品を手がけており、『罵倒村』も同様の道を歩む可能性は高いと見られている。
佐久間宣行氏の手腕とNetflixの戦略から読み解く
佐久間宣行氏は「地上波ではできないことを、配信でやる」ことに強いこだわりを持つプロデューサー。
『罵倒村』は、その集大成とも言える企画であり、まさに“今のNetflix”だから実現した作品だ。
また、Netflixも近年、オリジナルバラエティコンテンツに積極投資しており、『罵倒村』の成功は“シリーズ化前提”の可能性もある。
タイミングとしては、半年~1年以内に続編発表、翌年配信という流れが想定される。
ファンが期待する「次の罵倒」とは
シーズン2で見たい“罵倒テーマ”を妄想してみた
『罵倒村』の世界観にハマったファンたちが、SNS上でさまざまな「次なる罵倒テーマ」を妄想している。
たとえば——
- 恋人役同士で罵倒し合う「破局村」
- 親子設定で罵倒合戦を繰り広げる「毒親村」
- 芸能界を模した設定でマネージャーVSタレントの「芸能村」
どれも“ギリギリ”で、“絶対地上波じゃできない”を更新するアイディアばかり。
視聴者の想像力も含めて、この作品は進化していく気配がある。
出演希望芸人やファンの声も紹介
すでに「シーズン2はこの人に出てほしい」という声も多数上がっている。
特に名前が多く挙がるのは、粗品(霜降り明星)、空気階段、水川かたまり(空気階段)、ヒコロヒー、そしてオードリー春日。
「本気で罵倒しても許されるキャラ」「ガチで怒らせそうな人」など、選出基準も多様だ。
続編が決まった際には、キャスティングもひとつの注目ポイントになるだろう。
まとめ:『罵倒村』が映した“怒り”と“笑い”の境界線
バラエティの新境地としての功績
『罵倒村』は、ただのバラエティ番組ではない。
“罵倒”というタブーすれすれの行為を、「演技」や「関係性」を通してエンタメに昇華させたこの作品は、まさにバラエティの新境地だった。
笑っていいのか迷うような内容を、あえて正面から見せる勇気。
そのギリギリの挑戦が、視聴者の心を惹きつけてやまない理由だ。
続編を待つ私たちが今できること
続編が公式に発表される日は、そう遠くないかもしれない。
でも、その日をただ待つのではなく、今この“罵倒熱”が冷めないうちに、感想をSNSで共有したり、未視聴の友人にすすめたりしてみよう。
『罵倒村』は、観るだけじゃなく「語りたくなる」「つながりたくなる」作品だ。
この熱量が、きっと次の作品を呼び寄せてくれる。
怒りの中にある哀しみや笑い——その“境界線”に、また出会える日を信じて。
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