「え、この人、あの芸人さん!?」
画面の前で思わず声が漏れた人も多かったはず。
2025年5月16日放送の『イグナイト -法の無法者-』第5話に、“あのモノマネ芸人”がシリアスドラマに堂々登場。
普段は笑いを届けるその人が、今回はモノマネを封印し、“俳優”として視聴者の心を掴みました。
この記事では、そんな意外なキャスティングの真相と、SNSで「演技力すごい」と話題になったシーンを、余すところなく振り返ります。
『水曜日のダウンタウン』で人気の芸人JPが『イグナイト』に登場!
いつもの“笑い”とは真逆の表情に、息を呑んだ。
TBSの金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』第5話で注目を集めたのは、まさかの“あの芸人”。
お茶の間では『水曜日のダウンタウン』などでおなじみのモノマネ芸人・JPさんが、まったく別の顔を見せたのです。
演じたのは、脱税疑惑の企業に乗り込む税務調査官・今井役。
そして驚くべきは、一切モノマネなしの“ガチ演技”。
彼の凛とした佇まいと鋭い視線は、視聴者に「え、これJPなの?」と疑問すら抱かせるほど、別人のようでした。
普段とのギャップが生む衝撃と感動――そこには、芸人としてだけでなく、“表現者”としての彼の覚悟がありました。
JPとは何者? “芸人”から“俳優”への挑戦
JP(ジェーピー)という芸名で知られる彼は、モノマネ芸で一躍注目を集めた芸人。
特に中居正広さんの声マネは「本物と区別がつかない」と話題になり、『水曜日のダウンタウン』など数々のバラエティ番組に出演。
しかし、彼の魅力は“似てる”だけじゃない。
観察力と演技力を活かした表現の幅広さは、お笑いという枠に留まらない可能性を秘めていた。
そんなJPが今回挑んだのは、完全なる“地の自分”での演技。
本人もSNSで「モノマネせずに体当たりで演じました」と語っており、この役に懸ける覚悟がにじむ。
芸人から俳優へ。その言葉の重みを、彼は静かに、しかし力強く証明してみせたのです。
JPの過去出演作品と“水ダウ”でのキャラクター
JPが名を上げたきっかけは、やはり『水曜日のダウンタウン』。
モノマネ企画で中居正広さんや坂上忍さんを演じ、その完成度の高さにスタジオもネットも騒然となりました。
中でも話題を呼んだのは、あまりに“声が似すぎてる”ために、本人登場かと誤解されたほどの再現力。
その存在は、バラエティの“ピン芸人枠”に新風を吹き込んだとも言えるでしょう。
また、『ラヴィット!』や『アメトーーク!』など、バラエティ番組への出演を重ね、着実に知名度を伸ばしてきました。
しかし、それだけにシリアスなドラマ出演は、視聴者にとって“意外性の塊”だった。
「バラエティで見せる顔」と「ドラマで見せた顔」。
そのギャップこそが、今回のJPの存在感を一層際立たせた要因だったのかもしれません。
イグナイト第5話|JPが演じた“今井税務調査官”とは
『イグナイト -法の無法者-』第5話の主軸は、脱税疑惑のある健康食品会社への“潜入操作”。
カメレオン弁護士・桐石(及川光博)が変幻自在の演技で企業の裏を暴く中、物語のキーパーソンとして登場したのが、税務調査官・今井。
この役を演じたのが、まさにJPでした。
今井は、税務署の“ガチ調査官”として、経理資料や資金の流れに目を光らせるプロフェッショナル。
桐石の計画に加担するわけでもなく、あくまで“現場のリアリズム”を保つ存在として、物語の中に緊張感をもたらします。
JPはこの役で、声を張ることも、笑いを取ることもせず、静かに、しかし存在感たっぷりに画面に立っていました。
その佇まいは、芸人JPのイメージを超えて、まるで“プロの役者”そのものでした。
物語のキーマン? 桐石と対峙する緊張のシーン
第5話のクライマックス――それは桐石(及川光博)が、企業の闇を暴くため、堂々と経理主任になりすます潜入シーンでした。
その場に現れるのが、税務調査官・今井(JP)。
冷静な目で帳簿を確認し、淡々と質問を重ねるその姿には、コミカルさの欠片もありません。
逆に、それが緊張感を生んでいた。
桐石の嘘がバレるか、バレないか。
まるで“ジャッジ”のような役割で、物語を引き締める存在として、今井はそこに立っていたのです。
JPは、目線一つ、語尾のトーン一つで、観る者を引き込む。
笑いで魅せる“間”を知っているからこそ、沈黙の“間”も生きる。
芸人として培ってきたリズム感が、演技の世界でも効いていた瞬間でした。
普段とギャップありすぎ!JPの“真顔”演技が光った場面
いつもの“笑顔”が、一切なかった。
そこにあったのは、まっすぐで、静かな“真顔”。
JPが演じる今井は、決してドラマをかき回すキャラクターではない。
むしろ、場の温度をぐっと下げる側の“静の存在”。
しかし、だからこそ印象に残る。
例えば、桐石に向けて「この処理、税法上どうなってますか?」と鋭く尋ねるシーン。
視線の揺らぎのなさ、言葉に宿る重み――まるでベテラン俳優のような空気をまとっていました。
ネットでは「JPって、こんな顔できるんだ…」「ギャップがすごすぎて二度見した」といった驚きの声も多数。
“芸人のくせに”じゃなく、“芸人だからこそできた”演技。
それを証明するような、静かな名演技でした。
視聴者の反応|『演技うま!』『芸人とは思えない』の声続出
放送終了後、SNSはまさに“JP祭り”。
「JP出てたよね!?」「普通に俳優として通用してる」「ガチで演技上手いじゃん」といった声がX(旧Twitter)に溢れました。
特に多かったのは、「いつものJPと違いすぎて最初気づかなかった」「演技してるのに“わざとらしさ”が一切ない」といった感想。
視聴者の多くが、その“ギャップ”に心を掴まれていたのがわかります。
また、JP自身が放送後に投稿したコメントも大きな反響を呼びました。
「モノマネせず、体当たりで演じさせて頂きましたので是非ご覧下さい」
この一言に、芸人ではなく、ひとりの表現者としての“覚悟”が宿っていました。
バラエティの外でも人の心を動かす力――それが、今回のJPの演技にはありました。
Twitterでのファンのリアルな感想まとめ
以下は、放送後にX(旧Twitter)で見られたリアルな反応の一部です。
- 「え、あれJPだったの!?普通に俳優さんかと思った…」
- 「『水ダウ』の人ってマジ!?演技が自然すぎて衝撃」
- 「JP、芝居もできるんか。芸人ってスゴいな」
- 「あのシリアスなシーンで一切笑いを取りにいかない覚悟に感動した」
- 「“声の芝居”じゃなく“目の芝居”ができる人だと思った」
モノマネ芸人という肩書を、良い意味で裏切ったJPの一歩。
その意外性と実力に、賞賛の声が次々と寄せられていたのが印象的でした。
「次はもっと大きな役で見たい」――そんな期待すら生まれた夜だったのです。
ドラマファンからの意外な支持と感動の声
面白いのは、反応したのが“お笑いファン”だけじゃなかったこと。
普段から『イグナイト』を観ているような“ドラマ通”たちからも、JPの演技に対する驚きと賞賛の声が多く上がりました。
「あの税務調査官、誰?妙にリアルだった」
「無名の役者かと思ったら、JPって芸人さん!?」「あの硬い空気の中で空気にならずに存在感出せるって凄い」
特に評価されたのは、“引き算の演技”。
大声も、過剰なリアクションもない。
ただ静かに、その場に“いる”。
それが逆にリアリティを生み、視聴者に「本当にいる人物」のように映ったのです。
「演技力」とは、目立つことだけじゃない。
そんな基本に、改めて気づかされる瞬間でもありました。
JPが語る撮影裏話|「モノマネは封印しました」
『イグナイト』第5話の放送直後、JPは自身のX(旧Twitter)でこう語っています。
「モノマネせずに※当たり前ですが 体当たりで演じさせて頂いておりますので、是非ご覧下さい。」
この一言に、芸人としてではなく、“俳優として見てほしい”という願いが詰まっていました。
それは、笑いの世界で長年培ってきたスキルを、あえて封印して挑んだ“覚悟の証”。
関係者の話によれば、JPは現場でも非常に真摯な姿勢で役作りに臨んでいたとのこと。
「現場の空気を壊さないように」「モノマネで笑いを取ることは一切しない」
それが、彼なりの“プロフェッショナリズム”だったのでしょう。
芸人であることを隠さず、でも甘えず。
彼はこのドラマで、“別のステージ”に足を踏み入れました。
役作りやオファーの背景とは?
JPが今回『イグナイト』で演じたのは、演技経験が少ない人間には難しい“リアリティが求められる”役。
なぜこのキャスティングが実現したのか――
制作側によると、「あの冷静さと、視線に宿る知性が決め手だった」とのこと。
バラエティの印象を一度忘れてほしい。
そう語った演出家は、「“JPの中にある真面目さ”を引き出したい」と考えていたようです。
事実、台本の読み込みも非常に丁寧で、スタッフからは「一番まじめだったのが芸人のJPだった」との声も。
派手ではないけれど、そこに“芯”がある。
“目立つ”より“映える”を選んだ、そんな役作りが視聴者の心を打ったのかもしれません。
まとめ|芸人が演じる“別の顔”に、人はなぜ心を動かされるのか
“芸人が真面目に演じる”――それだけで、どこか人は驚いてしまう。
でも、本当は彼らこそ“表現者”の原点なのかもしれません。
笑わせることも、泣かせることもできる。
その幅の広さこそが、俳優にも負けない“演技力”なのだと。
JPが『イグナイト』で見せたのは、「芸人なのに」ではなく、「芸人だからこそできた演技」でした。
その真顔に込めた意思と覚悟は、いつもの笑顔とはまた違う温度で、確かに視聴者の心を揺さぶったのです。
そして、こう思わせてくれました――
「もっと観たい、JPの“次の演技”を」
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